車の板金塗装の心強い参入

昔は〃下手な鉄砲数撃ちや当たるか″って、どことなくばかにしてたところもあったんですが、今にして思うと、あの気力・体力は、それだけですごいですよね。 特に、面接のあの緊張と、思ってもいないことを言うどころか、思ってもいないことまで思ってしまう、あの追いつめられ方は、スゴイ。
今、さまざまな学校で、学科のみでなく面接も重視、って風潮がありますが、面接に臨む学生がどれだけ常軌を逸した精神状態になるかは、さっぴいて考えないとおかしなことになるでしょうね。 ただ、私の経験から言うと、あまり、こう言ったらまずいんじゃないか、あれが知れたらどうしょう、と考えすぎるのはよくないよう。
人生なにごともそうですが、自分が気にしているところへと話は流れていきますから、過去はもうどうしようもないと、割りきってしまうほうがいい気がします。 ちなみに、参考のために学校名を具体的に出しましたが、これはすべて八三〜八四年当時の話。

もう十年以上も前のことなので、状況はかなり変わっています。 設備的なことで言えば、建て替えられている学校もありますし、人の入れ替わりもあったでしょう。
私の話の内容からその学校を判断するのは、やめておいたほうがいいですよ。 念のため。
看護学校の三年はすべての過去に勝る?方向転換組のあなたへのメッセージ〃看護婦になりたい〃という相談のなかでも最近特に目立つのは、大学を卒業したり、しばらく子育てをしていたり、お勤めをしていたりという、〃方向転換組〃。 こうした〃方向転換組″が増えた裏には、不況による就職難という消極的理由のほかに、やはり医療・福祉への国民的な意識の高まりがあると思います。
そう考えると、これからしばらくのあいだ、看護婦になりたいと希望する人は、増えこそすれ、大きく減ることはない気がする。 たしかに、子どもの数は減ってきているかもしれませんが、他の世界からこの世界に来たいと希望する人は増えていますからね。
自分も〃方向転換組″である私としては、これは願ってもない状況です。 違う世界を知っている人間は、いくら熱意を持って看護の仕事についても、最後のところでは〃まあこんなもんでしよう″と客観的にとらえる傾向がありますから。
これが、投げやりに通じてはいけないのでしょうが、あまりにも堅苦しくすべてをとらえては、やはりしんどくなる。 その意味では、ある程度のいい加減さは、やっぱり必要だと思うんです。
持ち前の真面目さからすべてを自分たちで引き受け、パンク寸前になりがちな看護婦気質を、少しずつ変えてくれるのではないかと期待しています。 人間のやることには、すべからく、完全・完璧なんてない。

そのなかでいかにベストを尽くすかが問題なんですよね。 看護の世界に入って、この世界の真面目さ・はったりのなさに居心地のよさを感じる反面、そこに窮屈さも感じる今日このごろ。
看護婦にも、もっともっといろんな個性・経歴を持った人が集まるのは、大歓迎です。 そして看護の世界も、この十年ほどで、ずいぶんオープンになった気がします。
特に専門学校では、子どもの数の減少と大学・短大の増加がダブル・ハンチとなり、どこも学生を集めるのがそれなりにたいへんになっているんでしょう。 そんな状況では、すでになんらかの大学を出ていたり、人生学歴より資格だと割りきっていたりで、大学卒の肩書きにこだわらない〃方向転換組″は、専門学校にとっては救いの神。
社会人入試などの形で、こうした人たちを吸い上げようと、それぞれに工夫する学校が増えています。 このように、看護の世界全体は〃方向転換組″を歓迎するようになっていますが、やはり、問題は入試だけじゃありませんよね。
ある程度年齢を重ねての選択は、それ自体確信に満ちているものの、自分より若い同級生と勉強していけるだろうかという不安も大きいと思います。 私の場合、たかだか二歳の年の開きでしたが、子ども扱いされる高校生からそのまま上がってきた人と、ちょっとは大人扱いされた二年間を経て入学した自分との意識の違いは、結構つらいものがありました。
一番それを感じたのは、学校に対して望むものの違いです。 年下の同級生たちは、どちらかといえば学校への期待がとても大きく、教員が親身になって相談に乗ってくれることや、うるさくない程度に正しい道へ導いてくれることを、強去年まではやっていなかった学校でも、社会人入試を始めている、なんてこともあるかもしれません。
これはおそらく、年を追って増えてくる入試の形態だと思うので、看護婦に転職を考えている方は、とにかく最新の入試情報をキャッチすべく、アンテナを高くしておきましょう。 私はといえば、ストレートできた人たちだって成人を迎える前後の年なんだから、自分で行なったり考えたりするベースになる技術や知識さえ教えてくれれば、それでよし。
そのなかで、個人的にひかれる教員がいれば、お近づきになって、プラスαのものをもらうのは自分自身の力量だと感じていました。 その見地からすると、むしろ学校は、学生に対して過干渉にさえ見えたほど。
こう考えるのが正しい、こうあらねばならない、と枠をはめられることのほうが、私はよっぽど耐え難かったんです。 看護専門学校の教員は、みな長年の看護婦としてのキャリアを持ち、そのうえで半年から一年の教員になるための研修を受けた人たちばかり。
教育についての専門教育が足りないとか、いろいろ言われることもありますが、学生が一番授業で燃えるのは、教員から臨床での体験を聞かされる時であることを思えば、専門教育云々が大きな問題になっているようには思えません。 むしろ、ことは看護教育だけでなく、看護の世界全体がとらわれている〃看護婦らしさ″の窮屈さにあるのかも。

教員はみんな、ひとりの看護婦としてその仕事を語ると、本当におもしろい人なのに、授業では〃べき″論の枠から出られないところに、本当の問題がある気がしてなりませんでした。 それでも、私が教えていただいた教員の方々は、それぞれに個性的で、学生を大人として扱おうと、そちらのほうに気を配っている様子が見え、基本的に好感が持てました。
でも、同級生たちは、必ずしもそうではなかった。 自分たちの個人的悩みを、教員のほうからすくい上げてくれることを、希望していたようなんです。
悩みを聞いてほしいなら、自分のほうから持ちかければいい。 それを言わずに、相手がわかってくれないことを責めるというのは、私にはとても子どもっぽいことに見えてしまったのです。
このような感じ方は、単に年齢のことばかりではなく、小さいころから、管理されることがいやだった私自身の気質に拠るところだったかもしれませんが…。 私にとってサイテーなのは、教員がいつまでも学生を子ども扱いすること。
秘密も、悩みも、プライドも、ささやかながら個人的な体験や価値観もある大人として扱ってもらうことが、一番大事だったのです。 大学、短大、専門学校という枠組みが変わっても、ここのところが変わらないと、看護教育は成熟しないとさえ思う。
でも、看護学生に限らず、子どもが大人になりにくい世の中であることを考えれば、お子さま向けの看護教育も必要なのかもしれませんけどね。

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